コラム8

本屋さんに行くと、訪問介護の始め方を書いた本を、よく見かけるようになってきました。それだけ、介護という事業が注目をされてきたということですかね。介護保険が2000年に始まってから、約15年がたとうとしていますが、民間の介護事業はまだまだ発展の段階といわれています。超高齢化社会の日本において訪問介護はなくてはならない事業であります。その訪問介護が、みんなが受けられるように整備することが大切です。訪問介護は介護保険制度の対象となりますので、90%が国からの補助となります。収益性としても高いので事業としては、運営しやすいといわれています。一方で、早朝、夜間を対応する24時間訪問介護事業所の開設は人材の不足問題のせいもあり足踏み状態となっています。確かに、ここ最近のヘルパー不足を考えると日中だけ営業した方が良いに決まっているという経営者がほとんどです。24時間365日でジャパンケアが夜間対応型訪問介護で有名ですが、ヘルパー不足に苦しんでいる状況は同じようです。報酬を上げてでも、夜間対応してくれるヘルパーの獲得を競合は争う形となっています。悪い話ばかりしているようですが、良い話もない訳ではありません。昨年の4月に介護保険の一部改正があり、24時間365日の定期巡回・随時対応型訪問介護看護という新事業が創設され、訪問介護の目玉施策となっています。定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、訪問介護の対象者の中でも、重度、要介護度の高い利用者になり、24時間365日、訪問介護と訪問看護を一体的に連携しながら提供する画期的なものであります。定期巡回と随時訪問の組み合わせも大きな特徴です。真の訪問介護事業所は24時間365日対応が出来ることであり、これらの施策をうまく活用して事業所の数を増やしていくべきであります。東京近郊は大手訪問介護事業所など新規参入をして、徐々に必要な方へのサービスが行き届きつつありますが、田舎においてはまだまだ整備は不十分となっています。東京一極集中となることのなく、地域の活力を介護業界でも出していきながら、早期にこの状態を改善していかなくてはならないと思います。